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道端を歩いていた。猫と目が合う。どこか見覚えがある猫だ。近づいてみる。すると猫が驚いた顔をした。
猫「えっ?もしかして兄さん?」
私「へっ?何?」
猫「兄さん?」
私「えっ?」
猫「ボクだよ。」
私「弟?なのか?」
猫「そうだよ。ボクだよ。っていうか兄さんは、いつ、人間になったの?」
私はいつも、違和感を感じていた。その正体はこれだった。私は、本当は猫なのだ。しかし、それを忘れてこれまで生きてきた。いや、無理に忘れようとしていただけなのかもしれない。
どうしてこんなことになっちゃったんだっけ?
ファンタジー
公開:22/02/03 10:36

ソフトサラダ( 埼玉 )

時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。

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