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意識が覚醒した時、辺りは真っ暗で、まだ夜が明けていないのかと、一瞬寝ぼけた頭が混乱する。そこで、ふと、昨日見たテレビ天気予報で言ってた通りに夜から降り続いた雪が、1階の屋根位まで積もったのかと思い至る。
この辺りでは、珍しくないことだし、別に焦る必要は無いんだけど、雪掻きしなきゃいけないのが、嫌なんだよなぁ…。
単純にしんどいし、めんどい。
ふぅ…と意識的に溜め息を一つ吐いたところで、頭の中に涼やかな声が響く。
〔そんな面倒な事をする必要は無いよ。〕
…は?
〔だって、君、もう死んでるから。〕
そう聞こえた瞬間、中空で光が弾け、俺も含めた辺り一面が真っ白に染まった。
この辺りでは、珍しくないことだし、別に焦る必要は無いんだけど、雪掻きしなきゃいけないのが、嫌なんだよなぁ…。
単純にしんどいし、めんどい。
ふぅ…と意識的に溜め息を一つ吐いたところで、頭の中に涼やかな声が響く。
〔そんな面倒な事をする必要は無いよ。〕
…は?
〔だって、君、もう死んでるから。〕
そう聞こえた瞬間、中空で光が弾け、俺も含めた辺り一面が真っ白に染まった。
ファンタジー
公開:22/02/01 13:16
物書きの端くれになりたい一般人E
空想の世界で遊ぶことが好き
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