テクシー(実話)
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祖母との思い出のお話。3駅ほど先の少し栄えた駅前のデパートまで行き、買い物を済まし、最寄りの駅まで帰ってきて電車を下車。そこから自宅まではタクシーで。と思い駅前のタクシー乗り場へ。しかし1台もタクシーはおらず。電話して呼ぼうとしたら祖母が「いいよ。呼ばなくて。今日はテクシーで帰ろう」って、言った。「テクシーって何?」って言う私に祖母は「たまには歩いて帰ろうね。テクテク歩くテクシーでね。」二人で家まで歩く、およそ20分。子どもの頃の思い出。今となってはいい思い出だ。テクシーって死語かな?
青春
公開:22/02/02 10:37
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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