王侯貴族
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「まだか!!」
「はい、ただいま!!」
「どうなってるの!?」
「申し訳ありません!」
怒号が飛び交う。
謝罪が飛び交う。
ここは、まるで城のようで。
そして、対峙している人と人は、まるで王様と家来のようだ。
「ありがとうございました!またお越しくださいませ!」
その言葉に、ふんっと鼻息を荒くして王様はドスドスとその場を後にする。
ふぅ、と溜息をつく家来くんに「お疲れ様」と声を掛けると、彼はにこりと笑ってみせた。
「いえいえ、仕事ですので!」
最近はカスタマーハラスメントなんて言葉もあるけど、それすら笑顔で飲み込んでしまう姿に、プロ根性とこの国の働き方の実態を感じてしまう。
「ありがとうございました!またお越しくださいませ!」
「うん、ありがとう」
彼が少しでも報われますようにと、そう返事をして、僕はコンビニを後にした。
「はい、ただいま!!」
「どうなってるの!?」
「申し訳ありません!」
怒号が飛び交う。
謝罪が飛び交う。
ここは、まるで城のようで。
そして、対峙している人と人は、まるで王様と家来のようだ。
「ありがとうございました!またお越しくださいませ!」
その言葉に、ふんっと鼻息を荒くして王様はドスドスとその場を後にする。
ふぅ、と溜息をつく家来くんに「お疲れ様」と声を掛けると、彼はにこりと笑ってみせた。
「いえいえ、仕事ですので!」
最近はカスタマーハラスメントなんて言葉もあるけど、それすら笑顔で飲み込んでしまう姿に、プロ根性とこの国の働き方の実態を感じてしまう。
「ありがとうございました!またお越しくださいませ!」
「うん、ありがとう」
彼が少しでも報われますようにと、そう返事をして、僕はコンビニを後にした。
その他
公開:22/01/27 10:04
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