ご自由にどうぞ。
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「ご自由にどうぞ。」の看板。
何を?他には何も書いていない。
看板の周りを良く見てみる。下に赤いボタン。何だろう?何度か通ったが、やはりわからなかった。しかし数日後、そのボタンの前を通った時。見知らぬ外国人らしき男がそのボタンを押そうとしていた。私は、その男に気づかれないように遠くから盗み見る。男は何か深刻な顔をして考え込んでいる。早く押せ、私はそう思った。ボタンを押すとどうなるのか?私の期待は最高潮に達した。しかし男は寸前でボタンを押すのをやめた。なんだよ、押せよ。私は、そう思い舌打ちをして、天を仰いだ。思いの外、空は青かった。
何を?他には何も書いていない。
看板の周りを良く見てみる。下に赤いボタン。何だろう?何度か通ったが、やはりわからなかった。しかし数日後、そのボタンの前を通った時。見知らぬ外国人らしき男がそのボタンを押そうとしていた。私は、その男に気づかれないように遠くから盗み見る。男は何か深刻な顔をして考え込んでいる。早く押せ、私はそう思った。ボタンを押すとどうなるのか?私の期待は最高潮に達した。しかし男は寸前でボタンを押すのをやめた。なんだよ、押せよ。私は、そう思い舌打ちをして、天を仰いだ。思いの外、空は青かった。
その他
公開:22/01/28 17:41
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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