一目惚れ

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僕は一目惚れした。今日こそ告白しよう。とりあえず彼女の部屋で待つことにする。彼女が学校から帰ってくるのを待つ。彼女の部屋で待つ僕。外国のアイドルのポスターが貼ってある。「こういうのがタイプなのね。」なんて呟いてみる。静寂。玄関のドアを開ける音がする。帰ってきたみたいだ。「ただいま~。」の声。階段を上がる音。もうすぐだ。彼女のベッドの横に正座する僕。ドアが開き彼女が部屋に入ってくる。彼女はそのままベットに倒れこんだ。「あ~。疲れた~。」真横で正座する僕。やっぱり僕の事は見えてないみたいだ。彼女には霊感が無いらしい。まず彼女に僕の存在知らさなければ。でもどうすれば良いのか?困ったな~。これじゃ告白できない。
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公開:22/01/21 10:40

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時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。

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