絶滅危惧種保護申請

多くの種が絶滅の危機に瀕している。手厚く守って貰う為にも、自覚ある者は自ら絶滅危惧種保護協会に行き、手続きをする必要がある。ただ偽り無き様、必ず審査を受け認証を得る事。
お化け達は、暗闇も減るばかりか、お化け屋敷以外での仕事も無く、生計を立てるのも難しい。仲間は減るばかりでこのままでは絶滅です。
そこで保護申請に、代表のドラキュラとミイラ男が保護協会に行く事になった。
時節がら大きなマスクで顔を隠しているので、途中で変な奴とは誰にも気付かれずに、二人は行列のある所の後に並んだ。
どこで間違ったかそこは、協会ではなく献血の受付会場だった。
順番が来てドラキュラは血を採られが、検査技術者がこれは何型の血液型だろうかと首を捻っていた。
余りにも色々な者の血を吸っていたため、それらが複雑に混ざり込み新型に変異していた様だ。
ミイラ男は貴方は、血が採れないから献血は無理ですとあっさりと断られた。