飛んだ災難
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勢い良く災難が飛んでいった。数秒も経たないうちにみるみる災難は小さくなっていった。5分後、災難はもう、肉眼では見えなくなる。呆気にとられている私に男が言った。「はい。終わりです。じゃあ、料金の方を頂きます。今回の利用コース料金はMサイズ安心パックプランなので、1万5千円ですね。あぁ、初回割引クーポンお持ちでしたよね。なので15%オフですね。え~と1万2千750円です。」
「はい。」
私は、ピッタリ現金で払う。男はそれを受け取ると、さっさと何処かへ消えた。とんだ災難を飛ばしてくれるサービス。悪くない。私は、また使おうと思った。
「はい。」
私は、ピッタリ現金で払う。男はそれを受け取ると、さっさと何処かへ消えた。とんだ災難を飛ばしてくれるサービス。悪くない。私は、また使おうと思った。
その他
公開:22/01/18 09:56
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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