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四越百貨店のエレベーターに女性型のロボットが設置された。店で取り扱っている全商品の情報がインプットされていて、ほしい商品の場所を尋ねると、売っている階のボタンを押してくれる。いわば「ハイテクエレベーターガール」である。
1人の老婦人が声をかけた。
「おきものはどこにあるかしら」
「はい、5階にございます」
ロボットがボタンを押した。エレベーターは5階に到着し、老婦人は降りて行った。が、10分ほどすると顔を真っ赤にして戻ってきた。
「ちょっとあなた!おきものなんて売ってないって言われたわよ!」
「インテリア用品は5階です」
「置き物じゃない!私が言ったのはお着物!」
1人の老婦人が声をかけた。
「おきものはどこにあるかしら」
「はい、5階にございます」
ロボットがボタンを押した。エレベーターは5階に到着し、老婦人は降りて行った。が、10分ほどすると顔を真っ赤にして戻ってきた。
「ちょっとあなた!おきものなんて売ってないって言われたわよ!」
「インテリア用品は5階です」
「置き物じゃない!私が言ったのはお着物!」
SF
公開:22/01/14 20:42
更新:22/01/14 20:46
更新:22/01/14 20:46
エレベーターガール
落語とか漫才とかが好きなので、クスッと笑えてオチが綺麗なものを書こうと頑張っています。
よろしくお願いします。
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