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ここの処刑方法は斬首刑が主流だ。
今日も罪人が私に首を切られ、見せしめにされている。

私の仕事は処刑人である。
恰好は、黒い頭巾をかぶり、顔を明かさないようにしている。
斧で処刑するのだが、人生の最後だけで少ない痛みで送ってやることを心掛けている。

ある夜、いつもように夕食を取り、就寝しようとすると、玄関のチャイムが鳴る。
不審に思うも誰が来たかは気になるので、玄関に向かう。

「どちら様ですが?」
返事が無い。
ただ、玄関のチャイムから直接、ドアを叩きだした。
ドンドン、ドンドン

「誰だ!!要件を言え!!」

「。。。ざざ。。。」

「お前に。。。」

「お前に首を切られた。首を見つけたのだが、右足と左足を探している。」

急激に怖さが増したが、近くにある斧を持ち、殺してやろうと玄関を開けた。
玄関を開けた先にこれまで私が処刑してきた罪人たちで、自分の頭を持ち集まっていた。
ホラー
公開:22/01/14 12:06

漁師の孫

1日1作を目標に100作目指します。(1月10日開始)
ショートショートは肩肘張らずに書けるので、良いですよね。
下手な文章ですが、読んでいただければ幸いです。

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