ソフトクリーマー

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アイスクリーム屋でバイトする私の元にやってきた黒服を着たおじさんが、ソフトクリームを注文した。私は慣れた手つきでソフトクリームを作っていく。

「き、君!!ソフトクリーマーなのかい!?」
「えっ?なんですか?それ」
「その手の動き。感覚。君、ソフトクリーマー大会に出るべきだ。招待状をあげよう。是非出るべきだ」

私がおじさんから受け取ったその招待状は、ソフトクリーマーNo1決定戦の招待状だった。

「ソフトクリーマーNo1決定戦……?」

一番良いソフトクリームを作った人が優勝。優勝賞金1000万円。

「い、1000万円!?嘘ぉ!?出る出る!!」

私はソフトクリーマー大会に出場した。世界各地からソフトクリームを作る事に自信のある人達が揃っていた。しかし私は優勝を逃した。

それから私は、退屈だったソフトクリーム作りに本気で挑むようになった。そう、全てはNo1ソフトクリーマーになる為に。
公開:22/01/14 08:56

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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ブラウン・シュガー
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