時計と記憶

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猫は身軽で犬は早く走れる。鳥だけではなくモモンガやムササビだって空を飛べる。
人と同じ哺乳類でありながら彼らは何故そんな事が出来るのか。理由は非常に簡単だった。
人は時間に縛られる。その時間が人の動きを遅くしている。
人は記憶に縛られる。その記憶が人の体を重くしている。
考えてもみろ。動物は時間に縛られる事はないぞ。自由に寝て起きて走って飛んで…実に羨ましい限りだ。
人は時計片手にいつだって時を気にする。不自由の極みだ。
とはいえ、人も動物も記憶には縛られるか。動物の場合、それが待ち伏せという狩りの技術に活かされている。だが人はどうだ?
記憶に縛られ、二の足を踏んでいないか?時計ばかりをちらちらと見ていないか?
そのままでは人は動けなくなってしまうぞ。
人は動物を見習うべきなんだ。時計は見るものではなく持つもの。体内時計を信じ、己が記憶を信じるべきなんだ。
まずは己を信じないと動けないぞ。
公開:22/01/11 20:31

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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