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映画館で今話題の作品を鑑賞する。
感動的なエンディングを迎え画面が暗転する。
『小村川忠之に捧ぐ』
と表示されエンドクレジットが始まった。
帰りの電車で読みかけの小説をちょうど読み終わる。
最後のページにはこう記される。
『この物語を小村川忠之に捧ぐ』
書店に入り、文庫本の棚から適当に小説を取り最終ページをめくる。
『小村川忠之に捧ぐ』
もう一冊、
『小村川忠之にこの物語を捧ぐ』
海外文学、
『Dedicated to Tadayuki Komurakawa』
「あ、小村川さん。こんにちわ、奇遇ですね」
偶然出会った会社の同僚は漫画雑誌を抱えていた。
表紙には『堂々最終回!』とある。
すみません、とその雑誌を借りその漫画の最終ページをめくる。
『-小村川忠之に捧ぐ-』
「すみません。俺何かしました?」
感動的なエンディングを迎え画面が暗転する。
『小村川忠之に捧ぐ』
と表示されエンドクレジットが始まった。
帰りの電車で読みかけの小説をちょうど読み終わる。
最後のページにはこう記される。
『この物語を小村川忠之に捧ぐ』
書店に入り、文庫本の棚から適当に小説を取り最終ページをめくる。
『小村川忠之に捧ぐ』
もう一冊、
『小村川忠之にこの物語を捧ぐ』
海外文学、
『Dedicated to Tadayuki Komurakawa』
「あ、小村川さん。こんにちわ、奇遇ですね」
偶然出会った会社の同僚は漫画雑誌を抱えていた。
表紙には『堂々最終回!』とある。
すみません、とその雑誌を借りその漫画の最終ページをめくる。
『-小村川忠之に捧ぐ-』
「すみません。俺何かしました?」
ファンタジー
公開:21/09/12 16:00
まずは自分が楽しむこと。
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