完成間近
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私は発明家だ。生涯をかけて、ある物を開発している。完成すれば人類史上最大の発明だ。それは、完成間近だった。もう少しだ。そんな時だった。助手が慌てて私の研究室へ飛び込んできた。そして、震える声で私にライバルの博士が先にそれを完成させた事を知らせた。私は、愕然とした。そして、「完成?マジか。」と小さく呟いた。
その他
公開:21/09/13 14:36
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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