ラスボス戦

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ついに俺たちは、魔王と最後の戦いに向かう。

隠者からの話ではこの魔王は強力な結界と堅固な鎧を持っている。
結界は大抵の攻撃は弾いてしまい、魔王が意識を集中する限り保たれ続ける。
鎧もオリハルコン製で生半可な武器や魔法では傷一つつかない。

『チャンスは一度きり』

そう言われて渡された『武器』を困惑しながら受け取ったことを思い出す。

戦士が敵の攻撃を受け止め、僧侶が戦士の傷を癒やす。
他のメンバーも己の職務を全力でこなすが、皆の動きが明らかに鈍りつつある。このままではまずい!

その時、俺は相手があざ笑うスキを見逃さなかった。そのまま全力で突撃する。
「ふん、魔道士ふぜいか!」
俺はロープをといて勇者である正体を現し、武器をとりだす。

「タ、タケノコ!?」
驚く魔王にタケノコを突き立て相手を串刺しにした。

「さすが、異界産のタケノコ……。オリハルコンよりもはるかに強い」
ファンタジー
公開:21/09/11 16:52

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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