エレベーターが故障して
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突然エレベーターが音を立てて止まった。
非常通話ボタンを押して閉じ込められたことを伝えなければ。
そういえば、もう一人中に乗っていたような?
私が振り返ると、そこには男性が一人立っていた。
麦わら帽子に小麦色の肌、タンクトップとハーフパンツの南国風スタイルにピカチュウのリュック。ビーチサンダルを履いていて、ハート形のサングラスをかけている。鼻の下にはチョビ髭。首に蝶ネクタイを付け、右手にステッキ、左手に提灯。爪にはピンクのマニキュアが塗ってあった。肩には「愛」というタトゥーが入っている。
「はじめまして。私はザンビア生まれのメソポタミア吉郎と言います。怪しい者ではありません。伝説の神ムバンガ様の導きによりここへやって来ました。好きな料理はピロシキで、嫌いな野菜はチンゲンサイです」
「はぁ…」
「あなた様はどなた様で?もしや!ムバンガ様の御使いの方でいらっしゃいますか?」
…名乗りたくない!
非常通話ボタンを押して閉じ込められたことを伝えなければ。
そういえば、もう一人中に乗っていたような?
私が振り返ると、そこには男性が一人立っていた。
麦わら帽子に小麦色の肌、タンクトップとハーフパンツの南国風スタイルにピカチュウのリュック。ビーチサンダルを履いていて、ハート形のサングラスをかけている。鼻の下にはチョビ髭。首に蝶ネクタイを付け、右手にステッキ、左手に提灯。爪にはピンクのマニキュアが塗ってあった。肩には「愛」というタトゥーが入っている。
「はじめまして。私はザンビア生まれのメソポタミア吉郎と言います。怪しい者ではありません。伝説の神ムバンガ様の導きによりここへやって来ました。好きな料理はピロシキで、嫌いな野菜はチンゲンサイです」
「はぁ…」
「あなた様はどなた様で?もしや!ムバンガ様の御使いの方でいらっしゃいますか?」
…名乗りたくない!
その他
公開:21/09/09 12:00
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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