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散歩していると、角の向こうから姿は見えないが声が聞こえてきた。女性が、あなたちゃんと歩いてよ、さあー行くわよと幼児に言ってるようだ。多分小ちゃな子供が疲れたからと、歩くの止めて抱っこかオンブをねだっているのだろうと想像していた。
角を曲がると意外にも、子供ではなく大きな犬が四つん這いで地面にへばり付いている。女性は必死にリールを引っ張るも、ガンとして動かない。子犬なら片手で簡単に抱き上げるが、この大きさは大変だなとチラチラと見ていた。これ以上引っ張れば、首が千切れないかと心配する程引いている。
遂に女性は覚悟を決めたか、しゃがみ込んだ姿勢から一気に犬を抱き上げようとした。でも直ぐには上がらず何度目かに抱き上げたが、あんたいつの間にこんなに重くなったの?重過ぎだわ、こっちが腰が痛くなってしまうと嘆きながら数歩歩んだ。でもやっぱり無理か犬は落とされたが、それでもワンともならず動かない。
角を曲がると意外にも、子供ではなく大きな犬が四つん這いで地面にへばり付いている。女性は必死にリールを引っ張るも、ガンとして動かない。子犬なら片手で簡単に抱き上げるが、この大きさは大変だなとチラチラと見ていた。これ以上引っ張れば、首が千切れないかと心配する程引いている。
遂に女性は覚悟を決めたか、しゃがみ込んだ姿勢から一気に犬を抱き上げようとした。でも直ぐには上がらず何度目かに抱き上げたが、あんたいつの間にこんなに重くなったの?重過ぎだわ、こっちが腰が痛くなってしまうと嘆きながら数歩歩んだ。でもやっぱり無理か犬は落とされたが、それでもワンともならず動かない。
ファンタジー
公開:21/09/06 18:06
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