最高のおもてなし
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「占い師さん、そのタロットカード、売って下さい」
「売らない!!」
「何で売ってくれないの。何か裏があるんじゃないの」
「裏なんて無いよ。表も無いけどね」
「ただの両面白紙のカードじゃないか」
「そりゃ、そうさ。占いは双方の信用と契約で成り立っているからね。あんたは私を信用していない。私もあんたを信用していない。だからこのカードは白紙のままなのさ」
「それなら私はあなたを信用します。だからそのタロットカードを売って下さい」
「嫌だね。何で私が転売屋のあなたにカードを売らなきゃならないんだい」
「なんで私の職業が分かるんですか?」
「何を言っているんだい。私は占い師だよ。カードが教えてくれたに決まっているだろ。カードは売れないが、代わりに占ってやろう。・・・あんた、一週間後に死ぬよ。精々、余生を謳歌する事だね」
「い、一週間?」
「ああ、一週間後に死神が盛大におもてなしをしてくれるだろうよ」
「売らない!!」
「何で売ってくれないの。何か裏があるんじゃないの」
「裏なんて無いよ。表も無いけどね」
「ただの両面白紙のカードじゃないか」
「そりゃ、そうさ。占いは双方の信用と契約で成り立っているからね。あんたは私を信用していない。私もあんたを信用していない。だからこのカードは白紙のままなのさ」
「それなら私はあなたを信用します。だからそのタロットカードを売って下さい」
「嫌だね。何で私が転売屋のあなたにカードを売らなきゃならないんだい」
「なんで私の職業が分かるんですか?」
「何を言っているんだい。私は占い師だよ。カードが教えてくれたに決まっているだろ。カードは売れないが、代わりに占ってやろう。・・・あんた、一週間後に死ぬよ。精々、余生を謳歌する事だね」
「い、一週間?」
「ああ、一週間後に死神が盛大におもてなしをしてくれるだろうよ」
公開:21/09/04 22:41
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