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俺はコンタクトレンズを入れることが苦手だ。指にレンズを乗せること、瞼をカッと開くこと、まつげが入らないように抑えること、これらの動作がひどく苦手なのだ。
今朝もだ。
仕事があるのに、電車の時間があるのに、コンタクトが入らない! どうして毎日入れているのに俺の指と瞼は上達をしようとしないのだ。
「え?」
俺は気がついた。入れようとしていた瞳には、既にコンタクトが入っているではないか。いつ入れた? 入れた覚えはないぞ。でも入ってる。……数分前の俺がいれた?
やった。俺はついにコンタクトに勝利したんだ!
「……はっ!」
暫くして俺は真実を悟ってしまった。
このコンタクトレンズは、今日の俺が入れたんじゃあない。
昨日の俺が外していないんだ!
思えばやけに目が痛い。寝る前は外しなさいと医者にあれ程言われたのに。
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
俺は朝から絶望を味わうことになった。
今朝もだ。
仕事があるのに、電車の時間があるのに、コンタクトが入らない! どうして毎日入れているのに俺の指と瞼は上達をしようとしないのだ。
「え?」
俺は気がついた。入れようとしていた瞳には、既にコンタクトが入っているではないか。いつ入れた? 入れた覚えはないぞ。でも入ってる。……数分前の俺がいれた?
やった。俺はついにコンタクトに勝利したんだ!
「……はっ!」
暫くして俺は真実を悟ってしまった。
このコンタクトレンズは、今日の俺が入れたんじゃあない。
昨日の俺が外していないんだ!
思えばやけに目が痛い。寝る前は外しなさいと医者にあれ程言われたのに。
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
俺は朝から絶望を味わうことになった。
その他
公開:21/09/06 01:13
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