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昼間に寝たこともあり、俺の瞼は日付けが変わっても全く落ちてくる気配がなかった。
明日は仕事、このままじゃまずい。
何とか瞼を閉店させなくては。俺はあれこれやってみることにした。
テレビをつけてみた。深夜バラエティーの後、通販番組に変わったので見るのを止めた。
流行りと話題の何とか賞受賞の小説を初めて開いてみた。流行りだけで買ってはいけないなと思いながら2ページ程で本を閉じた。
思いきって外に出てみた。田舎に越してきて初めて見る夜の顔。この前まで玄関開けたらコンビニの光だった事が信じられない。蛙の声が田んぼ中に響いている。俺以外にも起きてる奴がいたんだなと思い、少し嬉しかった。
ふと、何か光ったと思い眼を凝らす。蛍だった。生まれて初めて見る蛍。感動して田んぼの縁に座り込み眺めていた。
そしていつの間にか瞼が閉じていく。これが本当の蛍の光だと思い俺の瞼は閉店した。
翌朝俺は風邪で仕事を休んだ。
明日は仕事、このままじゃまずい。
何とか瞼を閉店させなくては。俺はあれこれやってみることにした。
テレビをつけてみた。深夜バラエティーの後、通販番組に変わったので見るのを止めた。
流行りと話題の何とか賞受賞の小説を初めて開いてみた。流行りだけで買ってはいけないなと思いながら2ページ程で本を閉じた。
思いきって外に出てみた。田舎に越してきて初めて見る夜の顔。この前まで玄関開けたらコンビニの光だった事が信じられない。蛙の声が田んぼ中に響いている。俺以外にも起きてる奴がいたんだなと思い、少し嬉しかった。
ふと、何か光ったと思い眼を凝らす。蛍だった。生まれて初めて見る蛍。感動して田んぼの縁に座り込み眺めていた。
そしていつの間にか瞼が閉じていく。これが本当の蛍の光だと思い俺の瞼は閉店した。
翌朝俺は風邪で仕事を休んだ。
その他
公開:21/08/31 09:11
更新:21/08/31 09:28
更新:21/08/31 09:28
初めまして。昔から小説を書くのが好きでした。ショートショートの魅力に取り憑かれ、日々ネタ探しに奔走する毎日です。
小説のコンセプトは【ドアノブの静電気くらいの刺激を貴方に】です。
皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
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