なんでも屋
8
5
俺は、なんでも屋に就職した。
店先にいる店長がお客さんから仕事を受けるのだが、これが本当になんでもやる。掃除から引っ越し、草取り、運転の代行。花見の場所取りなんかもした。
ある日、店長の元に泣き叫ぶおばあさんがやってきた。
騙し取られた、亡くなった旦那さんの形見を盗み出してほしいとの事。
「もう、悔しくて悔しくて。。」
店長は難しい顔をしていたが、後日、再びやってきたおばあさんが笑顔で帰っていったところを見ると、仕事は成功したようだ。
本当に、うちはなんでもやる。
またある日、サングラスの男が店長に顔写真を見せていた。
「この男を、消してもらいたい」
何やら物騒な話をしていたが、今度はパトカーがやってきて男性は連行されていった。
店長は俺に向かって呟いた。
「この仕事で一番難しいのは、善悪の判断なんだ」
やれないことは無いんだが、と店長は付け加えた。
本当に、うちはなんでもやる。
店先にいる店長がお客さんから仕事を受けるのだが、これが本当になんでもやる。掃除から引っ越し、草取り、運転の代行。花見の場所取りなんかもした。
ある日、店長の元に泣き叫ぶおばあさんがやってきた。
騙し取られた、亡くなった旦那さんの形見を盗み出してほしいとの事。
「もう、悔しくて悔しくて。。」
店長は難しい顔をしていたが、後日、再びやってきたおばあさんが笑顔で帰っていったところを見ると、仕事は成功したようだ。
本当に、うちはなんでもやる。
またある日、サングラスの男が店長に顔写真を見せていた。
「この男を、消してもらいたい」
何やら物騒な話をしていたが、今度はパトカーがやってきて男性は連行されていった。
店長は俺に向かって呟いた。
「この仕事で一番難しいのは、善悪の判断なんだ」
やれないことは無いんだが、と店長は付け加えた。
本当に、うちはなんでもやる。
その他
公開:21/09/01 18:00
更新:21/09/01 18:11
更新:21/09/01 18:11
2021年7月、投稿開始。
小説を読むのが好きですが、書くのも楽しそうで始めてみました。
読んでいただければ幸いです。
ログインするとコメントを投稿できます