どこに行くのかわからない

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Aさん(学生)は歩いていた。
目的なく。
「何しに来たのかわからない」
自問自答しながらどこかともなく構内を歩き回り、
時間だけが経過していく。
そんなことしていたら友人のBさんに出会う
「やあA君、何しているんだ」
A君「いや何もしていないんだけど何かしないといけない気がする」
普通では考えられないけど、B君は違和感なく
「まあ、何もないならそんな風にゆっくりすればいい」
気が向いたら何かすればいい。そんな口ぶりだった。
でもA君には何かの目的で来たんだ。
その目的を果たさないといけない。
そう焦っていたら、なぜか疲れていた。
疲れていたらふと気づいたことがある。
「ここは、、家」
何かすべきことは家に帰ることだった。
疲れているときに何すべきか考えているより
体が勝手に動いていた。
そう、大事なことは無意識にするものだ。
無意識がすべてだと謳歌したのだった。
青春
公開:21/08/31 22:15

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