恋麺
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俺は恋をしている。写真を見て一目惚れした。初めてあの子を見たのは、なんとなく入った小さなラーメン屋だった。メニューの写真を見た。美味しそうだ。
「ご注文は?」
「恋麺を」
出てきたのは、バターが乗った味噌ラーメン。これは札幌ラーメンの系統か。良い香りだ。まずはバターを全体に溶かしてスープを一口。濃厚な味噌味のスープが、バターと合わさって実に美味しい。そして細くて黄色い麺。スープに絡み合い、スルッと口の中に入っていく。そして噛む。
ん!?なんだ、これは!?
「大将!!ま、まさかこの麺!!」
「おっ?気づいたかい。やるねぇ。この麺の中にも味噌を練り込んであるんだ。だから味がとても濃い。味が濃くて癖になる濃い麺。ふとある日、この麺が恋しくなってまた訪れてしまう。名付けて恋麺さ」
「すげぇや。凄すぎるぜ、大将。ごちそうさま。また来るぜ」
店を出た後も俺は、恋麺にずっと恋をしたままだった。
「ご注文は?」
「恋麺を」
出てきたのは、バターが乗った味噌ラーメン。これは札幌ラーメンの系統か。良い香りだ。まずはバターを全体に溶かしてスープを一口。濃厚な味噌味のスープが、バターと合わさって実に美味しい。そして細くて黄色い麺。スープに絡み合い、スルッと口の中に入っていく。そして噛む。
ん!?なんだ、これは!?
「大将!!ま、まさかこの麺!!」
「おっ?気づいたかい。やるねぇ。この麺の中にも味噌を練り込んであるんだ。だから味がとても濃い。味が濃くて癖になる濃い麺。ふとある日、この麺が恋しくなってまた訪れてしまう。名付けて恋麺さ」
「すげぇや。凄すぎるぜ、大将。ごちそうさま。また来るぜ」
店を出た後も俺は、恋麺にずっと恋をしたままだった。
公開:21/08/29 22:03
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