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珍妙な発明が得意な押上博士と、雑貨メーカーの次郎君が、博士の研究室で話している。
話題は、試作品についてだ。
それは「リアル顔文字マシン」だ。
「これが、会話の時に空中に顔文字を浮き出させるんですね」
「そうだ。スプレー方式で使い方も簡単!」
博士がシュッとひと吹きすると、彼らの顔の横に、丸いボールのような顔文字が現れた。
「ボタンを押せば、細かい粒子が噴射され、同時に光で顔文字の絵を投影させる」
「すごい」
「紫外線(ブラックライト)を当てると発光する素材があるじゃろ。原理はそれと同じだよ」
「つまり空中の気体に、絵文字を映すわけですね」
「そうじゃ。会話をしていても、気持ちが伝わらない時。そんな時に怒り顔、笑顔、ガッカリ顔などを出すことができる」
「いいですね」
「でも使い方には注意が必要じゃ。斜めや逆さにして噴射すると、笑顔が逆さに投影されて、怒り顔に見えてしまうのじゃよ」
話題は、試作品についてだ。
それは「リアル顔文字マシン」だ。
「これが、会話の時に空中に顔文字を浮き出させるんですね」
「そうだ。スプレー方式で使い方も簡単!」
博士がシュッとひと吹きすると、彼らの顔の横に、丸いボールのような顔文字が現れた。
「ボタンを押せば、細かい粒子が噴射され、同時に光で顔文字の絵を投影させる」
「すごい」
「紫外線(ブラックライト)を当てると発光する素材があるじゃろ。原理はそれと同じだよ」
「つまり空中の気体に、絵文字を映すわけですね」
「そうじゃ。会話をしていても、気持ちが伝わらない時。そんな時に怒り顔、笑顔、ガッカリ顔などを出すことができる」
「いいですね」
「でも使い方には注意が必要じゃ。斜めや逆さにして噴射すると、笑顔が逆さに投影されて、怒り顔に見えてしまうのじゃよ」
ファンタジー
公開:21/08/29 17:24
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
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