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「大体な、お前のいつも人を見下した態度が気に食わないんだよ」
「み、見下してんじゃなくて見下ろしてるだけじゃないか。僕だって君のいつもそっぽを向く態度はどうかと思ってたよ」
「なに!?首根っこ掴む勇気もない癖に!掴んだらてめぇを真っ直ぐ睨み付けてやるところさ」
「お、脅したって無駄さ。それに僕の方が回りを見渡せて気が利くって思われてるよ」
「あ?喧嘩売ってンのかてめぇ?こちとらてめぇが生まれる前からずっと夏を仕切ってんだ!」
「僕はあなたより皆を気持ちよくさせることが出来ます」
「ふん、それで身体を壊させちゃ意味ないじゃないか」
「き、決めつけないでください!そっちだってそんな危ない刃を振り回して怪我させるじゃないですか」
「馬鹿やろう!これは羽だ羽!」
「飛べもしないのに?」
「あ?喧嘩売ってンのか!?上等だこの野郎、表出ろ!」
「歩けない癖に▪▪▪」

うるさい扇風機とクーラーである。
その他
公開:21/08/28 21:39
更新:21/08/29 19:03

セイロンティー( 鹿児島 )

初めまして。昔から小説を書くのが好きでした。ショートショートの魅力に取り憑かれ、日々ネタ探しに奔走する毎日です。
小説のコンセプトは【ドアノブの静電気くらいの刺激を貴方に】です。
皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

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