地下室に眠る町

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昔から父さんに言われていたのは、地下室には、絶対に入るなという事だった。13歳の俺は好奇心旺盛な年頃。絶対に入るななんて言われると入りたくなる。一体地下室に何があるんだろう。父さんが親戚の家に行く事になった。これはチャンスだ。俺は友人のマークを呼び、一緒に地下室の秘密を探る事にした。

「地下には何があるんだろうな」
「さあな。お前の父ちゃんが隠したエロ本か大麻でも見つかるんじゃない?」

地下室のドアを開けた。するとその先には町が広がっていた。

「うわあ!」
「おいおいマジかよ。何だよこれ!!」

俺達は町を探索した。そこはエルフやドワーフ、見た事のない種族が暮らす街だった。

「凄いや!あいつ魔法使ってるぜ!ここは魔法の世界だ!」
「ん?お前ら人間族か?珍しいな。デビルに食われないように気を付けろよ」

デビルは人間が大好物らしい。だから父さんは、地下に入るなと言ったのか。
ファンタジー
公開:21/08/26 10:41

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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