戦場に流れるロック

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ついに戦火は俺のいる街にまで巻きこんだ。
銃声、怒号、そして断末魔がこだまする中、俺は一人豪邸で震えていた。
世界的なロックミュージシャンだった俺も仲間を失い、あとは死を待つのみだ。


「立て! エディ! お前の反骨精神は。ロック魂はどこにいった!」

そこに声が聞こえる。気がつくと俺は愛用のギターを片手に街を走り抜けていた。
そして政府軍と反乱軍が戦っている中に足を踏み入れる。

そして戦場の中央で俺は叫んだ「お前ら、俺の歌を聞け!」
それからは無我夢中でギターをかきならしながら声をはりあげる。
気がつくと、死んだはずの仲間たちが一緒に演奏している。軍人たちは戦いをやめ俺たちの歌に耳を傾けている。
ようやく演奏が終わると俺たちは両軍からすさまじい拍手と喝采をあびた。

その時、自分の胸に穴が開いていることに気がつく。そうか、迎えにきてくれたのか。
俺は微笑みをうかべ、目を閉じた。
その他
公開:21/08/26 21:48

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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