箱の中
2
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いつか見た貴方が手を振っていた夕日の丘。
もう貴方には会えないけれど、私は今でも生きている。
「やっと辿り着いた」
力が抜けてしまいそうだ。
あの日、あの時、貴方が手を振っていた景色に、ようやく、見つけた。
今にも夕日が沈もうとしていた。また明日を迎えるために。
そうプログラムされているかのようだ。
徐々に空が黒く、暗くなっていく。また夜が来る。
はずだった。
疲れた果てに私は上を見上げる。
そこには、鏡のように映し出された私の姿。
旅の終着はとてもくだらない結末だった。
ここは小さな宇宙。小さな箱の中。
果てにある夕日は、変わらず眩しいままだった。
もう貴方には会えないけれど、私は今でも生きている。
「やっと辿り着いた」
力が抜けてしまいそうだ。
あの日、あの時、貴方が手を振っていた景色に、ようやく、見つけた。
今にも夕日が沈もうとしていた。また明日を迎えるために。
そうプログラムされているかのようだ。
徐々に空が黒く、暗くなっていく。また夜が来る。
はずだった。
疲れた果てに私は上を見上げる。
そこには、鏡のように映し出された私の姿。
旅の終着はとてもくだらない結末だった。
ここは小さな宇宙。小さな箱の中。
果てにある夕日は、変わらず眩しいままだった。
SF
公開:21/08/25 12:00
うみな と読みます。
思い付きで書いたものたち。
出来たら、昼の12時に投稿します。
タイトルは考えずに書いてるので特に意味はないはずです。
タイトル付けるのうまくなりたい。あと作品作りも。
Twitter(生きてないです)
https://twitter.com/m2_asx
ここでも書いてます(エッセイとか)
note
https://note.com/umina1043/
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