タイムリミット

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寝て、起きて。
そして辟易する。
近付いてくるタイムリミットに。

自由だった。
何でも出来た。
行きたい場所へ行けた。
自由だった。

でも、それももう終わる。

やつらが隙間からこちらを見ている。
早く、早くと、言葉にせずとも語りかけて来る。

あぁ、何で終わりなんてものがあるのか。
あぁ、どうしてこの自由は一生続かないのか。

頭を悩ませる僕に掛けられる言葉が、さらに僕の頭を悩ませる。



「ちょっと!そろそろ夏休みの宿題やりなさいよ!!今年は手伝わないからね!!」
「…わかってるよぉ」



あぁ。
夏休みが一生続けば良いのに。
その他
公開:21/08/25 13:12

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