色取鳥
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                                 「記者のみなさま、お待たせしました。こちらが、私が発見した新種の鳥です」
「博士、そちらは壁ですよ。鳥は反対です」
「ああ、失礼。改めて、こちらが、発見した新種の鳥です」
「美しい鳥ですね。名前は何というのでしょうか?」
「イロトリドリです。色を取る鳥、と書いて、『色取鳥』と名付けようと思っています」
「変わった名前を付けるのですね。なぜ、色取鳥なのでしょか?」
「それは、この鳥が」
「博士、だからそちらは壁です」
「おお、失礼失礼。それはこの鳥が、くちばしを使って生き物から色を奪うからです」
「まったく想像できないのですが。どうやって色を奪うのでしょうか?まさか、生き物から色を吸い取るとか?」
「そんなホラー映画のようなことはしませんよ」
「ではどうやって色を奪うのでしょうか?」
「ほら、私の目を見てください」
博士は目に指を入れて義眼を取り、自分に起きたできごとを話し始めた。
    「博士、そちらは壁ですよ。鳥は反対です」
「ああ、失礼。改めて、こちらが、発見した新種の鳥です」
「美しい鳥ですね。名前は何というのでしょうか?」
「イロトリドリです。色を取る鳥、と書いて、『色取鳥』と名付けようと思っています」
「変わった名前を付けるのですね。なぜ、色取鳥なのでしょか?」
「それは、この鳥が」
「博士、だからそちらは壁です」
「おお、失礼失礼。それはこの鳥が、くちばしを使って生き物から色を奪うからです」
「まったく想像できないのですが。どうやって色を奪うのでしょうか?まさか、生き物から色を吸い取るとか?」
「そんなホラー映画のようなことはしませんよ」
「ではどうやって色を奪うのでしょうか?」
「ほら、私の目を見てください」
博士は目に指を入れて義眼を取り、自分に起きたできごとを話し始めた。
        ホラー
      
      公開:21/08/25 12:18      
    
                  鳥 
                  博士 
                  記者 
                  生き物 
              
    日々の気づきや妄想などを書いて投稿し始めました。感想やアドバイスをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
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サトウナオキ