ジェニー・クラウド 10

3
1

白い悪霊は倒れた。そして蒸気のようになって消えていった。
僕達はついに白い悪霊を倒した。

「やった!!倒した!!」
「……荷物持ちさん。いえ、アルバート。ありがとう。あなたのおかげよ」
「ははっ。やっと名前で呼んでくれた」
「もうあなたは、目的を達成した。友達の敵討ちできたでしょ?これであなたともお別れかしら」
「ねぇ。ジェニー。悪霊って世の中にまだまだ沢山いるのかな?」
「いるわ」
「君はどうするの?」
「何も変わらないわ。悪霊が存在する限り、私は魔法拳銃を撃ち続ける」
「ならば……僕も手伝おう。君を」
「あら、まだ荷物持ちしてくれるの?」
「うん、いいよ。お安い御用さ。でもたまには、変わってくれると嬉しいかな」
「さあどうしようかしら」
「ええー……」

悪霊探偵ジェニー・クラウドと荷物持ちの助手アルバート。二人は悪霊に苦しむ人達の救世主となるべく、長き旅はまだまだ続いていく。
公開:21/08/15 22:31

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容