課長のドッキリ

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毎日、仕事がとんでもなく忙しい。残業残業残業。休みの日は、疲れてずっと眠るだけ。仕事辞めたいな。転職しようか。そんな事が頭をよぎりながらも出社した。

「野村君!!先方がね、納品する予定の物と違う商品が来てるって言っててお怒りなんだよ。すぐに行ってきて」
「えっ?それ自分がやったんではないんですけど……」
「いいから!!これは急ぎだから。君の仕事は後回しで頼むよ」

そして先方へ行った。しかし先方は全然怒っていなかった。職場へ戻ってきてドアを開けた。
……あれ?真っ暗だ。

パンッ!!
クラッカーが鳴った。

「ハッピバースデー野村~♪ドッキリでしたー!」

課長のドッキリだった。
俺が毎日のように残業ばかりするので、課長が誕生日の日くらいは皆で祝ってやろうと企画してくれていたのだ。

「君は明日から3連休にしたから。プレゼントだよ。楽しんで」

仕事、もう少し頑張ってみようかな。
公開:21/08/17 11:19

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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