氷の城

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ここは氷のお城。私だけのお城。
そこで私は1人、棺の中で眠りについている。
私は永遠の命の代わりに、眠りから覚めない呪いをかけられた。

きっとこれが童話なら王子様のキスで、私は目覚めるのだろう。けれど、私は姫でもなんでもない。ただの一般人だ。


……どれほど眠り続けたのだろう。
プシューっと何かが開く音がした。
私が目覚める合図だ。
そこには白衣を来た研究者たちがいた。
白馬の王子様とは言うには無理があるな。

「おはようございます。やっとあなたを延命する方法が見つかりました。」
公開:21/08/15 12:00
更新:21/08/15 05:42

umina*

長い物語の中の短い独白。
思い付きで書いたもの。

ここでも書いてます
note
https://note.com/umina1043/
 

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