僕の炊飯器
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うちにある炊飯器は10年以上前のものだ。
ところどころ塗装が剥がれ落ち、たまにぴゅーぴゅーと猫が鳴いたような声がする。
昔はその炊飯器の炊き立てのあっさりしたご飯が大好きで、母親が作ったカレーにぴったりだった。
今時の最新式といえばなにやら米に圧力をかけたり踊らせたりして、旨みを引き出してくれる。もはやお米だけでも十分たべられる。
しかし、私にとってご飯とはこのぴゅーぴゅーと鳴くこれ以外にはない。
一人暮らしの家で、レトルトカレーと合わせている。あの時の味が蘇るみたいだ。
柔らかめに炊くのは今でも変わらない。
ところどころ塗装が剥がれ落ち、たまにぴゅーぴゅーと猫が鳴いたような声がする。
昔はその炊飯器の炊き立てのあっさりしたご飯が大好きで、母親が作ったカレーにぴったりだった。
今時の最新式といえばなにやら米に圧力をかけたり踊らせたりして、旨みを引き出してくれる。もはやお米だけでも十分たべられる。
しかし、私にとってご飯とはこのぴゅーぴゅーと鳴くこれ以外にはない。
一人暮らしの家で、レトルトカレーと合わせている。あの時の味が蘇るみたいだ。
柔らかめに炊くのは今でも変わらない。
青春
公開:21/08/12 23:53
ご覧いただきありがとうございます。
俳優業の傍ら、趣味でショートショートを製作しています。
田丸先生の書籍を読んでから、楽しく作っております。
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名作文学の朗読Youtubeを行っています。
『http://www.youtube.com/@akky_roudoku』
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