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恋人がオーケストラで演奏するというのでコンサートに行った。彼女のパートはフルート。僕には聴かせてくれないから楽しみだ。ホールに入るとロビーで紅顔の少年に会った。彼女の弟のような気がして声をかけると愛想よく挨拶をする。彼は趣味でロボットを作り、声をどうするのか迷っていると言う。少年の母親が寄ってきて挨拶をする。母親は少しも恋人に似ていないので人違いだったと思ったが言い訳も面倒なので何も言わずにいたら開始のブザーが鳴った。
彼らと別れて座席についた。ステージに照明があたり演奏者たちが次々と出てくる。みんないろんな動物の頭をかぶっている。今夜の趣向だなと、カバ、ウサギ、キリンなどに彼女を探したがフルートを手にする女性は見つからない。拍手が起こって指揮者が出てきた。指揮者は何もかぶらないが、何と先ほどの少年ではないか。少年が指揮棒を上げた。演奏が始まる。ティンパニーに立つ象は母親に違いない。
彼らと別れて座席についた。ステージに照明があたり演奏者たちが次々と出てくる。みんないろんな動物の頭をかぶっている。今夜の趣向だなと、カバ、ウサギ、キリンなどに彼女を探したがフルートを手にする女性は見つからない。拍手が起こって指揮者が出てきた。指揮者は何もかぶらないが、何と先ほどの少年ではないか。少年が指揮棒を上げた。演奏が始まる。ティンパニーに立つ象は母親に違いない。
その他
公開:21/08/13 16:23
2020年2月24日から参加しています。
タイトル画像では自作のペインティング、ドローイング、コラージュなどをみていただいています。
よろしくお願いします。
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