伊達眼鏡

4
1

眼鏡をかけている人は、知的に見えて格好良い。図書館に行き、眼鏡をかけて難しそうな本を手に取って、静かにページを捲るその仕草。なんて格好良いんだ。憧れる。でも私の視力は1.0だ。よし、伊達眼鏡をつけよう。私は伊達眼鏡を買いに行く事にした。私は眼鏡店へと行った。

「いらっしゃいませ。今日はどのような眼鏡をお探しでしょうか?」
「お洒落な伊達眼鏡が欲しいんです」
「どのようなフレームが良いですか?」
「黒縁がいいです」
「黒縁でしたらこちらのコーナーになります」

その中にピンッときた眼鏡をみつけた。

「これください!!」

私はその伊達眼鏡を買った。早速家に帰って眼鏡をかける。

「おお、私もなかなか眼鏡が似合う良い女じゃないか」
「でしょ?私もその顔になかなか似合う女だと思ってたの。買ってくれて嬉しいわ。あっ、私、伊達と言います。よろしく」

眼鏡の伊達さんが話しかけてきた。
公開:21/08/12 12:51
更新:21/08/12 12:52

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容