人気商品「あずきチップス」
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「あずきチップス」というお菓子がある。塩気と小豆のほどよい甘さがベストマッチなポテトチップス。
給料日になると、私はあずきチップスを大量買いした。
あまり人気がないのか、あずきチップスは常に商品棚の下の段にパンパンに並んでいる。私はそれを全て買い物かごに入れてレジに持っていった。
最初のうちは店員も動揺を隠せない様子だったが、それを繰り返して半年程が経った時、店員も慣れた顔でレジ打ちをした。
だが、変化はそれだけではなかった。
あずきチップスが商品棚の下の段から真ん中の段に移動していて『今、売れてます!』という表示がしてあった。私はそれを見た瞬間、二度とあずきチップスは買わないと決めた。
あずきチップスの売れ方を見た店主が「流行ってるみたいだしもっと売って儲けてやろう」と考えている様子を思い浮かべて腹が立った。
しばらくして、あずきチップスは再び下の段に移動した。
給料日になると、私はあずきチップスを大量買いした。
あまり人気がないのか、あずきチップスは常に商品棚の下の段にパンパンに並んでいる。私はそれを全て買い物かごに入れてレジに持っていった。
最初のうちは店員も動揺を隠せない様子だったが、それを繰り返して半年程が経った時、店員も慣れた顔でレジ打ちをした。
だが、変化はそれだけではなかった。
あずきチップスが商品棚の下の段から真ん中の段に移動していて『今、売れてます!』という表示がしてあった。私はそれを見た瞬間、二度とあずきチップスは買わないと決めた。
あずきチップスの売れ方を見た店主が「流行ってるみたいだしもっと売って儲けてやろう」と考えている様子を思い浮かべて腹が立った。
しばらくして、あずきチップスは再び下の段に移動した。
その他
公開:21/08/11 02:37
初心者です。体験できなかった、体験したかった青春を小説にして心を充たします。いつか長編を書いてみたい。
※小説内に登場する人物名、地名、商品名などは実在するものとは一切関係ありません。
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