ビューティー小倉の災難

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ゲイバー「カマカマランド」には、どんなお悩みも解決してくれる名物店員ビューティー小倉がいる。彼……いや、彼女の言葉に救われた人は、沢山いるのだ。今日も開店の準備にメイクをして、金髪の長い髪をセットする彼女がいた。

「やだぁ!!枝毛!!」

店内で悲鳴に似た声をあげる小倉。

「ね~え~、雫ちゃん。あたし最近、髪が痛んできたのよ。なんか良い方法ないかしら」
「小倉ちゃんは毛染めするからねぇ。髪のお手入れも大変よね。だったらこれ使ってみる?」
「あら、なぁに?それ」
「超スーパークリームって言ってね。毛先に塗ると艶が出るの。なかなか良いわよ」」
「そうなの?じゃあちょっと使わせてもらおうかしら」

小倉は長い金髪の毛先に超クリームを塗った。数分後。

「痛っ!痛っ!痛い!!」
「ど、どうしたの!?」
「ヒ、ヒリヒリするわ!!髪洗ってくるわ!!」

皮膚が弱いビューティー小倉は、皮膚が負けた。
公開:21/08/09 11:35

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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ブラウン・シュガー
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