となりのトトト

となりの部屋から、聞こえる音。
不気味な音。「トトト」何かがいる気配。となりの部屋には、誰も入居してないはず。なのに。「トトト」「トトト」日に日に音は大きくなっていった。意を決して部屋に入る。天井から水が垂れていた。「トトト」「トトト」床に叩きつけていた。なんだ。と安堵し、そして、大家に言って直してもらおうと、振り向いた時、だった。そこには見たこともない獣が立っていた。「トトト」「トトト」「トトト」
やっぱり、何か、いた。