伝説のにゃんぱ師

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「さてと……今日も可愛い子を探しに行くか」

俺は車に乗って穴場のにゃんぱスポットに向かった。着いた場所は、綺麗な海が見える堤防だった。

「こういう堤防には、よくにゃんぱ待ちしている可愛い子がいるんだ。堤防は激熱スポットなのさ」

さて……
ちょいとにゃんぱに使う小道具でも準備するかな。いわゆるモテアイテムというやつだ。俺は車から釣り竿を出して餌を付けて釣りを始めた。すぐに小魚を釣る事ができた。すると俺が魚を釣り上げたのを見つけたのか、慌てて俺の元に寄ってきた白くて可愛い子がいた。そして俺の横に座り、何も言わずじっと俺の方を見つめている。

「どうしたの?そんなに俺を見つめて。魚欲しいの?」

俺は甘い声で誘惑する。そして釣りたての魚をあげる。

「君可愛いね。うち来る?」

そう言って優しく顔に触れる。

「にゃぁー」

また連れて帰ってきてしまった。これで10匹目の猫ちゃんだ。
公開:21/08/05 19:34

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

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ブラウン・シュガー
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