神様 其の3

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警察官「そこの怪しい老人!」
神様「わし?」
警察官「ちょっと、いい?」
神様「急いでるぞよ。」
警察官「はいはい。すぐ終わるから。免許証、見せて。」
神様「ないぞよ。」
警察官「身元わかるもの、ない?」
神様「あるぞよ。ホレ」
警察官「コレ、何?」
神様「神様カードぞよ。」
警察官「神様カード?」
神様「ホレ、よく見るぞよ。書いてあるじゃろ?神様って。」
警察官「はっ?ますます怪しいな。」
神様「怪しくないぞよ。」
警察官「まあ、いいや。ちょっと署まで来てくれる?」
神様「なんで、ぞよ。」
男「神様!?どうしたんですか?」
警察官「あんた、このじいさんの知り合い?」
男「すいません。え~と、父です。」
警察官「何?そうなの?じゃあいいけど。今後は気をつけてよ。」
男「すいません。」
神様「わしは、いつ、お前の父になったぞよ?」
男「もう、神様あんまり外をウロウロしないで下さいよ。」
ファンタジー
公開:21/08/03 14:48
神様シリーズ

ソフトサラダ( 埼玉 )

時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。

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