鍋の話
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「そこの道行くお綺麗な奥様方、ちょっと見て行かないかい。最新の鍋だよ」
「今までの物と何が違うの?」
「よくぞ聞いてくれた。この鍋は災害に強い鍋なんだ。通常通りの料理に使えるのは勿論、火事が起きれば川の水を大量に汲み、火元を消すことが出来る。また、地震が起きれば鍋を被って落石から頭を守ることが出来る。さらにさらにこれは高圧力鍋。だから鍋が高圧的な発言をしてやる気を無くしている旦那の尻を叩き、馬車馬のように働かせること出来るのです。すごいとは思わないかね」
「まあ、すごいわ。でも、雷には弱いんでしょ」
「そこはご安心を。アース線が付属しているので地面に雷が流れ感電しません」
「まあ、完璧ね」
「そうでもありません。勿論、弱点はあります。鍋としてのプライドがエベレストの様に高いので自身に悪い点があっても素直に謝れないのです。世間で言うところのツンデレ鍋です」
「まあ、世話の焼ける鍋ね」
「今までの物と何が違うの?」
「よくぞ聞いてくれた。この鍋は災害に強い鍋なんだ。通常通りの料理に使えるのは勿論、火事が起きれば川の水を大量に汲み、火元を消すことが出来る。また、地震が起きれば鍋を被って落石から頭を守ることが出来る。さらにさらにこれは高圧力鍋。だから鍋が高圧的な発言をしてやる気を無くしている旦那の尻を叩き、馬車馬のように働かせること出来るのです。すごいとは思わないかね」
「まあ、すごいわ。でも、雷には弱いんでしょ」
「そこはご安心を。アース線が付属しているので地面に雷が流れ感電しません」
「まあ、完璧ね」
「そうでもありません。勿論、弱点はあります。鍋としてのプライドがエベレストの様に高いので自身に悪い点があっても素直に謝れないのです。世間で言うところのツンデレ鍋です」
「まあ、世話の焼ける鍋ね」
公開:21/11/10 10:48
更新:21/11/10 10:49
更新:21/11/10 10:49
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