若返りの実
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隣に住むお爺さんが、鉢植えに植えている何かを大切に温室に入れていた。気になった私は、お爺さんに聞いた。
「おはようございます。あの、大切そうにしているそれは、一体何を植えているんですか?」
「これかい?これはね、若返りの実だよ」
「ええっ?若返りの実?」
「そうじゃそうじゃ。ワシはな、若返りの実を食べて何度も若返っておってな。もう今年で200歳になるんじゃ」
「またまた冗談を」
するとお爺さんは、ムッとした表情をした。
「冗談ではないぞ。ワシはな、嘉永6年(1853)。あの当時、黒船がやってきて、ペリー提督をこの目で見たんじゃからな」
「ええー!?嘘だ!!」
「じゃったら若返りの実が成ったらひとつ分けてやろう」
そうして分けてもらった若返りの実を私は食べた。すると私は、赤ん坊まで戻ってしまった。
「オギャー!オギャー!(どうしてくれるのよ!)」
私は泣く事しかできなくなった。
「おはようございます。あの、大切そうにしているそれは、一体何を植えているんですか?」
「これかい?これはね、若返りの実だよ」
「ええっ?若返りの実?」
「そうじゃそうじゃ。ワシはな、若返りの実を食べて何度も若返っておってな。もう今年で200歳になるんじゃ」
「またまた冗談を」
するとお爺さんは、ムッとした表情をした。
「冗談ではないぞ。ワシはな、嘉永6年(1853)。あの当時、黒船がやってきて、ペリー提督をこの目で見たんじゃからな」
「ええー!?嘘だ!!」
「じゃったら若返りの実が成ったらひとつ分けてやろう」
そうして分けてもらった若返りの実を私は食べた。すると私は、赤ん坊まで戻ってしまった。
「オギャー!オギャー!(どうしてくれるのよ!)」
私は泣く事しかできなくなった。
公開:21/11/12 10:10
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