むかしむかし、桃太郎がおりました

鬼退治に行く事になった桃太郎に話しかけてきたのは犬。犬種はチワワでした。
「桃太郎さん。お腰につけたきびだんご、ひとつ私に下さいな」
（えっ……。なんかイメージと違う。もうちょっと強そうな犬が良いんだけど……）
「まあいいよ。一緒に鬼退治に行こう」
犬の家来ができました。更に進むと現れたのは、猿でした。
「桃太郎さん。鬼退治すればメス猿にモテるよね？ワシも付いていく」
こうして桃太郎は、２４時間発情期で下ネタしか話さない猿を仲間にしました。
「桃太郎さん！！空から何か落ちてきてる」
傷ついて落ちてきたのは、メスのキジでした。
「親方、空から女の子が！！」
落ちてきたキジをキャッチした猿が言いました。
「猿よ。その台詞は、大人の事情で問題があるぞ」
「桃太郎さん。鬼退治ですか？ならば……一緒に……」
（大丈夫？すでに瀕死だけど）
傷ついてボロボロのキジを仲間にして、最強の布陣が揃いました。