お彼岸のコイ

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お彼岸時期、実家の近くで泳ぐコイがいる。
実家の近くをいつも泳ぐコイは自分の思い出そのものである。
青春を共にしたそのコイは、恋を実らせてしまうというコイだった。
自分には好きな人がいた。
その恋を実らせるためには、泳ぐコイの前で好きな人に告白をすることだった。
すると恋が成就するという噂だったのだ。

しかし、その恋が必ず成就するという噂があるわけでもなかった。
失恋も覚悟で、二度とその人と会うことが出来なくなるという噂もあった。
その時に思ったのが、どちらかが『死』を連想してしまった。
まだ、分からない。
不安だらけの噂である。
そして、告白の日。

相手は頬を染めていた。
それはまるで、紅色いっぱいに染まったコイのように美しかった。
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公開:21/11/07 12:51
恋 コイ お彼岸 紅色

なりみつ ちから

小説を書きたいという思いだけで利用しています。
学もなければ語彙力もないですがよろしくお願いします。
現在、無職の地方男です。2021年は34歳になる年です。
宜しくお願いします。

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