悪魔の囁き
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悪魔が囁いた。そんな気がした。全てを終わりにしよう。そう思った。私は全速力でコンビニに駆け込む。その姿を見た客達がビックリしたようにコチラを見た。私は、その客達を一人ひとり睨み付ける。皆、目を逸らす。私は、物凄い勢いで店内カゴを手に取る。そして、真っ直ぐにカップラーメンの棚に向かう。闇雲にカップラーメンをカゴいっぱいに入れる。何かに突き動かされるようにレジに向かう。ダイエットなんてもう、やめだ。
ホラー
公開:21/11/05 08:38
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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