ロウソクカフェ

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友達と映画に行く前に、最近話題にっているロウソクカフェに行く事になった。店内に入ると薄暗く、ロウソクの火の明かりだけが店内に光を照らしている。

「いらっしゃいませ」

黒い服にフードを被った不気味な老婆の店員に案内されて席に着いた。

「こちらメニューになります」

メニューには、ケーキ等のスイーツと珈琲等のドリンク。普通の喫茶店にあるメニューと変わらなかった。とりあえず私達は、ケーキと珈琲を注文した。それからすぐにさっきの老婆がロウソクを運んできた。

「お食事は、このロウソクの火が消えるまでに終えて退店するようにしてください。災い避けになりますので」
「ロウソクの火が消えるまでって――」

詳しく聞こうとすると老婆は、奥へと行ってしまった。そして言われたとおり、ロウソクの火が消えるまでに私達は退店した。店を出てスマホを見るとゾッとした。行く予定の映画館で連続通り魔事件が起きたらしい。
公開:21/10/26 11:20

富本アキユ( 日本 )

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・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
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