止まるな
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路地を歩いていると突然、「止まるな」と地面に書いてあった。「止まれ」ではない。どういう意味だろう?立ち止まって考えていると後ろからクラクションが鳴る。慌てて道の端によけて車を通す。すると何処からともなく笑い声がした。声の主を探す。
悪魔「アハハ!!クラクション鳴らされてやんの。」
天使「なんだ。お前のイタズラか。こんな事して楽しいか?」
悪魔「楽しいよ~。物凄く楽しい。人間の驚いた顔を見るのサイコーに楽しい。人間って面白いよね。止まれって書いてても止まらないのに止まるなと書くと皆、止まる。そして、たまに天使も止まる。ヘヘヘ。」
天使「くっそ~。ムカつく。降りてこい。殺すから。」
悪魔「おー、怖っ!天使が言う言葉かね~。神様にチクっちゃうぞ。天使が殺すとか言っていたって。良いのかい?」
天使「おい、待て。今のは取り消す。だから、神様には言わないで、ねっ、お願い。」
悪魔「どうしようかな~。」
悪魔「アハハ!!クラクション鳴らされてやんの。」
天使「なんだ。お前のイタズラか。こんな事して楽しいか?」
悪魔「楽しいよ~。物凄く楽しい。人間の驚いた顔を見るのサイコーに楽しい。人間って面白いよね。止まれって書いてても止まらないのに止まるなと書くと皆、止まる。そして、たまに天使も止まる。ヘヘヘ。」
天使「くっそ~。ムカつく。降りてこい。殺すから。」
悪魔「おー、怖っ!天使が言う言葉かね~。神様にチクっちゃうぞ。天使が殺すとか言っていたって。良いのかい?」
天使「おい、待て。今のは取り消す。だから、神様には言わないで、ねっ、お願い。」
悪魔「どうしようかな~。」
ファンタジー
公開:21/10/25 16:42
時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。
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