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息子が突然、人差し指を頭に角のように突き立てて「ピロピロピロピロ~。」と言い出した。私は、思わず「何やってんの?」と聞いた。すると息子が「ピロピロ星人と交信しているんだよ。」と真顔で言った。私は、ふざけているのだと思い、真似して「ピロピロピロ~。」と同じようにやってみた。すると息子が「ちょっと、邪魔!!黙ってて。」と怒られた。本気らしい。まあ、すぐに飽きるだろうと思い放っておいた。次の日。息子が「ピロピロ星人がウチに遊びに来たいって言ってんだけど、呼んで良い?」と聞いてきた。私は、どう返して良いのか分からず「うん。」と答えてしまった。すると息子が「明日とかでもいい?」と言い出した。オイオイ、息子。マジか?とうとう私も面白くなってきて「いいよ。」と返した。すると息子は満面の笑みで「やった~。」と言った。次の日。ピロピロ星人は本当にやって来た。ちゃんと手土産持って。私はもう、笑うしかなかった。
SF
公開:21/10/28 10:42

ソフトサラダ( 埼玉 )

時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。

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