オモテナシ道

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「凄いね、この旅館。」
「女将さん、従業員みんなの笑顔が素敵だよね。」
「だな。老舗旅館ってわけではないけど、雰囲気が違うな。」
「そう、おもてなし一直線って感じだよね。」
「やっぱり、接客業だからな。」
今日宿泊するこの旅館のとりなし、つくろい、たしなみ、ふるまい、態度、待遇は満点だった。
「失礼いたします。」と襖越しに女性の声が聞こえた。
「はい、どうぞ。」と部屋へ通した。
和服姿の女性は、さっきあいさつされた女将さんではなかった。
「本日はおもてなし満点評価ありがとうございます。」と深々と頭を下げ、去っていった。
“浦鹿ナイ”という珍しい名前の名札が見て取れた。
「あれ誰だろう。」
(ウラシカ・・・、どこかで聞いたような。)
「もしかしたら伝説のオモテナシ道、ウラシカナイさんじゃないか?」
「え、伝説の?誰?」
そう、彼女こそオモテナシで旅館を再興する渡りの再建屋であった。
ファンタジー
公開:21/10/23 08:54

ひまわり広場( 神奈川県川崎市 )

産婦人科専門医/指導医
@sanadakuma
tama-himawari3w.com
身体は日々の食事で出来ている。
妊婦さんにも食事の重要性について情報提供しています。
ダイエット中の方々にも食事・睡眠・運動の重要性について情報発信しています。
自身が「愛着障害」であることに気付き、もう一人の自分と上手に共生しています。
自分が、自分の『安全基地』になることが生きていくための拠り所なのかもしれない。
科学的な視点からの表現も交えて、ショートショートストーリーを作っています。

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